赤ちゃんの日焼け止めを探す時、一番気を付けたいのが紫外線吸収剤が使われているかどうか。紫外線吸収剤配合の日焼け止めを赤ちゃんに塗ってしまうと、お肌が炎症を起こしたり、アレルギー発症のきっかけになる危険性があります。今回は、紫外線吸収剤が不使用のおすすめの赤ちゃんの日焼け止めを厳選してご紹介します!
赤ちゃんに紫外線吸収剤入りの日焼け止めは危険?
そもそも日焼け止めには、紫外線防止剤として、「紫外線吸収剤」または「紫外線散乱剤」が含まれています。
紫外線吸収剤は一般的な大人用の日焼け止めに含まれていることが多い成分です。「SPF50/PA++++」といった高い紫外線カット効果を持つ日焼け止めに配合されていることが多いのも特徴です。
白浮きにしにくいというメリットの反面、まれに肌がかぶれたりアレルギー反応を引き起こしたりすることも。
一方で、紫外線散乱剤は白浮きしやすいというデメリットはあるものの、アレルギー反応を起こすことはほとんどありません。
そのため、赤ちゃん用や敏感肌用としてつくられている日焼け止めには、紫外線吸収剤を使用せずに紫外線散乱剤を配合しているものが多いです。
表記は様々で、「紫外線吸収剤不使用」や「ノンケミカル」などと説明されています。成分表では以下の表示名で確認することができます。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の代表的な化合物
紫外線吸収剤 | メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル) ジメチルPABAオクチル t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン |
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛 酸化チタン |
紫外線吸収剤不使用の赤ちゃんの日焼け止めおすすめ6選
1.アロベビー UV&アウトドアミスト

出典:www.alo-organic.com
- 価格:
- 2,350円(税別)
- 容量:
- 80ml
- SPF:
- SPF15、PA++
楽天やAmazonのランキングでも常に上位のアロベビー UV&アウトドアミスト。
1本で日焼け止めと虫除けの2役をこなします。ミストタイプなので、じっとしていられない動き回る赤ちゃんにも塗り直しが簡単。
この日焼け止めミストのおすすめポイントは、使い勝手のよさだけではありません。
紫外線吸収剤やディート(赤ちゃんには使用が制限されている虫除け有効成分)はもちろん不使用、100%天然由来成分で新生児からも安心して使えます。
1日に何度も塗り直しても肌に負担になりません。
紫外線吸収剤不使用なのに白浮きしにくく、お湯で簡単に落とせるのもうれしいですね。
2.アロベビー UVクリーム

出典:www.alo-organic.com
- 価格:
- 2,400円(税別)
- 容量:
- 60g
- SPF:
- SPF15、PA++
同じくアロベビーには紫外線吸収剤不使用の日焼け止めアロベビー UVクリームもあります。クリームタイプを選ぶならこちらがおすすめ。
50年以上、ベビーグッズやスキンケアアイテムを作ってきたメーカー協力の元で完成した日焼け止めで、開発段階から生産まですべてを日本で行っている純国産。
ママにとって、赤ちゃんのお肌に直接塗るものは、日本で製造していることも大切なポイントではないでしょうか。
何といっても、日焼け止めに使用している原料は100%天然由来成分で無添加。
日焼け止めを塗っている手や腕を赤ちゃんが舐めてしまっても、大丈夫な処方になっています。
紫外線吸収剤の他にも、日焼け止めに配合されがちな「香料」「着色料」「アルコール」「シリコン」「鉱物油」「石油系界面活性剤」「合成ポリマー」はすべてカットしているので安心感が違います。
3.ユースキンS UVミルク

出典:www.rakuten.co.jp
- 価格:
- 1000円(税別)
- 容量:
- 40g
- SPF:
- SPF25、PA++
続いておすすめする赤ちゃんの日焼け止めは「ユースキンS UVミルク」。
ユースキンは、アロベビー同様日本で製造されており、長年親しみのある信頼できるメーカーです。
紫外線吸収剤を配合していないだけでなく、無香料、無着色、アルコールフリーで赤ちゃんに安心の低刺激処方です。
赤ちゃんのお肌にできるだけ負担が少なくなるよう、配合成分に細心の注意を払いつつも、日焼け止めの効果を可能な限り高めています。
また、乾燥しがちな赤ちゃんのお肌に嬉しい、潤い成分の「ヒアルロン酸」「アミノ酸系成分」「しその葉エキス」を配合しているので、日焼け対策をしながらお肌の潤いも守ってくれます。
また、普段使っているベビーソープ等で簡単に落とせる点や、コストパフォーマンスの面からもおすすめしたい日焼け止めです。
4.オーガニックマドンナ ピュアガードサンミルク

出典:www.rakuten.co.jp
- 価格:
- 2,453円(税込)
- 容量:
- 45g
- SPF:
- SPF30、PA+++
続いてのおすすめは「オーガニックマドンナ ピュアガードサンミルク」。
新生児から安心して使えるように、紫外線吸収剤不使用、パラベンフリー、アルコールフリーの日焼け止めです。
この日焼け止めの嬉しいポイントはもう1つあり、蚊などの虫が嫌いなアロマ成分を配合しており、日焼け止め効果だけでなく虫除け効果もプラスされています。
この日焼け止め1本で、春から夏にかけてのアウトドア対策ができる点がおすすめです。
虫除け効果といっても、ディート(赤ちゃんに危険な虫除け成分)は使用していないので、低刺激で赤ちゃんにも安心。
また、クリームの伸びは良く、白浮きしにくいのも特徴。
普段使っているベビーソープ等で簡単に落とせるので、赤ちゃんのお肌に洗い残しの心配もありません。
SPF30なのが赤ちゃんには少し高めの値になっているため、長時間のお出かけやレジャー用の日焼け止めとして利用するのがおすすめです。
5.DHCベビー&ママ サンガード

出典:www.rakuten.co.jp
- 価格:
- 1,234円(税込)
- 容量:
- 30g
- SPF:
- SPF30、PA++
続いては、赤ちゃんに限らず大人のスキンケアでも有名なDHCの「DHC ベビー&ママサンガード」。
DHCはコンビニ等でも手に入ることから、チープなイメージもあるかもしれませんが、意外と成分はしっかりしています。
紫外線吸収剤の代わりには、天然由来の紫外線防止成分を配合。
この他、無香料、無着色、パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油不使用と、弱酸性と、デリケートな赤ちゃんにも使えるようになっています。
また、乾燥しやすい赤ちゃんにうれしい保湿成分もたっぷりと配合。日焼け止めをしながら赤ちゃんのお肌の潤いをキープしてくれます。
ベビーソープ等で簡単に落とせるのもおすすめポイントです。
6.ソレオ オーガニックス サンスクリーン

出典:www.rakuten.co.jp
- 価格:
- 2,200円(税別)
- 容量:
- 40g
- SPF:
- SPF30+/PA++
最後におすすめしたいのが「ソレオ オーガニックス サンスクリーン」。
この日焼け止めは、オゾン層破壊が問題になった以降、紫外線対策の先進国であるオーストラリア発の日焼け止め。
紫外線吸収剤は使用せず、ナノ粒子も使っていないのでお肌に優しく、赤ちゃんや小さな子どもにも使えます。
14種類のオーガニック原料や、ぶどうやココナッツ、大豆や野菜などの食材をメインとした天然由来成分が配合されており、低刺激が特徴です。
今回ご紹介した他の日焼け止めと異なり、ウォータープルーフ仕様で夏のお出かけにも便利ですが、ベビーソープで洗い流せるので、お肌への負担も少なくなっています。
オーガニック原料で赤ちゃんにも安心ですが、海外製だったり、ウォータープルーフで日常使いがしにくいため、海やプールでの使用がおすすめです。
赤ちゃんには紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぼう
赤ちゃんのお肌を守るのは、ママの役目でもあります。
赤ちゃんの日焼け止めは安心して毎日使いたいため、紫外線吸収剤は必須で避けたいところです。
その他のラインナップは、赤ちゃん用日焼け止めおすすめ比較7選をチェックしてみてください。