赤ちゃんの日焼け止めに使われている紫外線散乱材ってなに?

赤ちゃんの日焼け止めの成分の中で最も重要な役割を担うのが、「日焼けしないようにする成分」です。日焼け止めには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱材」の2つがあるのをご存知ですか? 赤ちゃんの日焼け止めには紫外線散乱材が良いと言われていますが、なぜなのでしょうか。今回は、日焼け止めの紫外線散乱剤と紫外線吸収剤についてまとめました。

赤ちゃんの日焼け止めに使われる紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違い

赤ちゃん 日焼け止め 紫外線散乱剤

1.紫外線吸収剤とは

一般的に、薬局などで売られているSPFの高いレジャー用の日焼け止めには「紫外線吸収剤」が使用されています。日焼け止めの成分表示にある「オキシベンゾン」「ベンゾフェノン誘導体」「t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」などはこの紫外線吸収剤を指しています。
紫外線吸収剤は紫外線を一度吸収してから、皮膚の上で熱エネルギーに変えて外へと放出する成分です。「紫外線をブロックする」観点では、日焼け止めに配合されていてもおかしくない成分ですが、赤ちゃんのお肌に塗ることで実は2つのデメリットがあります。
1つ目は、紫外線吸収剤は化学的な合成成分になるため、赤ちゃんのお肌に塗ることで大きな負担がかかります。2つ目は、紫外線を一度吸収してから熱に変える化学反応になるため、肌表面に酸化を起こしてしまうこと。バリア機能がまだまだ未発達で、デリケートな赤ちゃんのお肌には特に注意が必要です。
紫外線吸収剤を配合した日焼け止めがなぜ多く売られているかと言うと、紫外線散乱剤使用の日焼け止めに比べて、白浮きしにくく塗った後にサラサラとする心地良さが特長だから。ママの化粧下地として使っても必要以上にベタベタせず、汗をかいても気になりにくいのです。
また、紫外線散乱剤の日焼け止めに比べてSPF50などの高いSPFが実現できるのも紫外線吸収剤のメリット。紫外線散乱剤よりも日焼け止め効果を強力にすることが可能なのです。

2.紫外線散乱剤とは?

一方で、紫外線散乱剤は紫外線を反射(散乱)させて紫外線がお肌に浸透するのを防ぐ成分です。日焼け止めの成分表示には、ミネラルファンデーションなどにも含まれている「酸化チタン」「酸化亜鉛」といった無機粉体が示されています。
紫外線散乱剤は紫外線吸収剤に比べてお肌に刺激が少なく優しい成分なため、赤ちゃんにも安心して使えます。
しかし、安心な紫外線散乱剤にも欠点があり、使用感があまり良くないという使用者の声が多いようです。紫外線散乱剤を配合した日焼け止めは合成成分が配合されていないため、白っぽくなったり伸びが悪いなど重く固めのテクスチャーが多いのが特徴。
また、天然由来成分などで紫外線をブロックするため、あまり高い日焼け止め効果も持続せず、2時間置きぐらいにこまめに塗り直しが必要になってきます。

赤ちゃんの日焼け止めには紫外線散乱材配合がおすすめ

赤ちゃん 日焼け止め アロベビー

画像:アロベビー

ちょっとしたお出かけや公園への散歩、日常的な生活ではSPFの高い日焼け止めを使用する必要はありません。赤ちゃんの日焼け止めは、SPF10~20程度、PA+ 位があれば、お肌への負担も少なく安心です。紫外線を防ぐ効果としては、紫外線吸収剤の日焼け止めが確かに強力ですが、日常生活の紫外線対策としては紫外線散乱剤の日焼け止めで充分。昨今は夏以外も紫外線が年々強くなり、一年を通して赤ちゃんや子どもの日焼け止め対策はとても大切。赤ちゃんの顔や全身に毎日塗る物だから、やっぱり刺激の少ない紫外線散乱剤配合の安全な日焼け止めがおすすめです。
赤ちゃんの日焼け止めを選ぶ時には、「赤ちゃん用」や「子供もOK」などの他に、「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤不使用」などと書かれているものを選ぶようにしましょう。その他、例えば「合成香料」「合成着色料」「石油系界面活性剤」などの合成成分も一緒に配合されていないか、チェックするようにしましょう。
化学成分は、赤ちゃんのお肌に強い刺激を与えたり負担をかけたり、思わぬアレルギーを引き起こしたりします。中には、発がん性物質と言われる成分もあります。ママが赤ちゃんの健やかなお肌を守ってあげましょう。

いかがでしたか? 特にママ自身の日焼け止めを選ぶ時には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤に注目していなかったママも多いのではないでしょうか。大切な赤ちゃんのお肌のためにも、安心できる低刺激な日焼け止めでの紫外線対策はとても大切です。紫外線散乱剤を使用した日焼け止めラインナップは赤ちゃんの日焼け止めおすすめ比較5選 | 赤ちゃんの日焼け、紫外線対策もぜひ参考にしてみてください。